今年もこの季節がやってきましたね。
ボージョレ・ヌーヴォーの解禁日。
原因不明のワインブームと、日付変更線の関係で
日本は世界でも早く解禁を迎えるということで盛り上がっていた数年前。
今ではその盛り上がりは見る影もなくて、輸入量も激減だそうで
ニュースではPETボトル入りの発売とか騒いでましたな。
そんな流行り廃りとは関係なく、季節感があるというのはいいこと。
ましてやワインにそんなに思い入れのない私としては
フルボディがなんぼのもんじゃいってこって、ヌーヴォー飲みますた。
頂き物のアルベール・ビショーを解禁より2時間ほど早く。
ソムリエじゃないのでワインの味を語る言葉は持ち合わせていないけど
ヌーヴォーなのにトップノートが枯れた渋めの香り。
すぐに口に含むと、酸味を凝縮したような渋みが……。
グラスの中で揺すってやると、緊張が解けたように柔らかくなりました。
軽い渋みは感じるんだけど、ちょい遅れてフルーティーさが。
「ヌーヴォーで~す。フルーティーでしょ」みたいな
突き抜けた若さを求める向きには不満でしょうが、
あたしゃ好きでしたね。
過去に飲んだヌーヴォーの中ではトップクラス。
今年は全体的に出来がいいってのもうなずける感じ。
ところで、アルベール・ビショーのこのラベルってどうよ?
女神風のおねぃちゃんが描かれているんだけど、
どう見てもマンガなんですけど。