その名の通り、大分名産のカボスの果汁入り飲料。
とにかく目を引くのが、パッケージに描かれた顔つきのカボス。パステル調で、片方にはおよそ柑橘のものとは思えない葉っぱがついている。
一体何が「つぶら」なんだろう?
ちなみにパッケージには「さわやかなカボスの香りと夏みかんつぶに蜂蜜を加えて仕上げました」とも書いてある。
ん? 夏みかんつぶ?
なるほど、果汁自体はカボスだが果粒は夏みかんのものらしい。
てか、その時点でカボスより夏みかんの方が存在感ありじゃね?
まあ、原材料の筆頭は「かぼす」ですけど。(果汁10%)
もともと、カボスには良い思いでないのよね。
てか、果実としてのカボスは嫌いじゃないんだけど、
昔、大分土産にもらった「カボスマヨネーズ」が酷くって。
酷いっていうか、マヨネーズって酢の爽やかさが魅力じゃん。
カボスマヨには「白身フライなどにかけて……」と書いてあったんだけど
実際にやってみると、脂っこすぎて食が進まない。
確かにマヨネーズって油でできてるし、タルタルソースみたいなものだよ。
フライにカボス絞ってマヨネーズつけて食べると思えば良いんだけど、
カボスの風味よりも、油っぽさの方が上回っていて
ズーンと堪えるのだよ。ありゃ、生き地獄だった。
何にかけても駄目だった。
そんなこんなで、若干おそるおそるだったんだけど
この「つぶらなカボス」は見た目のキワモノ感とは無関係に
とっても美味しかった。
口に入れた瞬間は「ん? ポカリスエット」と思ったけど、
カボスの香りと夏みかんの爽やかさがちょうど良いバランス。
コンセプトには反してるけど、味の仕上がりを重視したと思えば
なかなか完成度の高い飲み物でしたよ。
アリだね。