寒くなり空気が乾燥してくると、なんとなく風邪気味になったりします。
のどが痛くなったり,咳が出る時はもちろん
ちょっといがらっぽくなった時などに
「のど飴」をなめる人が多いですね。
はじめに言っておきますが、
風邪のひきはじめの諸症状には「うがい」が最も有効です。
暖かくする、加湿する、睡眠をたっぷりとる、など
色々な対策がありますが、まずうがいをしてからです。
その上で、補助的に用いるなら「のど飴」も悪くないかもしれません。
ただ歌を歌う時には、べたべたするタイプの飴は控えた方が……。
そうはいっても、やっぱり飴をなめたい時もありますよね。
そんな時、少しでも気休めになる飴を探しましょう。
まず、今、私の一番のお気に入りが
うどんや風一夜薬本舗の「しょうが飴」。
その名の通り、
ショウガをふんだんに練り込んでいるらしいです。
味もまさしく「しょうが湯」の味。
原材料が、砂糖、水飴、蒸生姜、生姜エキス、黒砂糖なので
当たり前と言えば当たり前なのですが、
しょうが湯と違ってずっと口に含んでいられるので
爽快感が長時間持続するのが利点でしょうか。
ちなみに「うどんや風一夜薬本舗」という社名は、
風邪を引いたらうどん屋へ駆け込んでいたという
明治期の大阪の文化に由来するみたい。
うどん屋で売られていたショウガ味のかぜ薬が
「うどんや風一夜薬」だそうな。
この飴には「中辛」と「辛味絶佳」の2種類がありますが
他に“本物”の「しょうが湯」もあって、甘い順に
湯中辛→飴中辛→湯辛味絶佳→飴辛味絶佳
となっています。
ショウガ好きに私にとっては
飴の辛味絶佳もなんてことはないのですが、
お子ちゃま舌の人にはけっこうな刺激みたいです。
でも、実際のかぜ薬も一度試してみたいな。
もうひとつのお薦めは「保命のど飴」。
こちらは「保命酒」という薬味種を練り込んだ飴です。
原材料は、砂糖、水飴、保命酒、桂皮油、カラメル色素。
というわけで、味は基本的にニッケ飴です。
保命酒というのは、福山市の入江豊三郎本店のオリジナル商品。
まあ、養命酒みたいなもののようですが
詳しいことは知りません。一度飲んでみようかな?
この飴、基本的には入江豊三郎本店でしか買えないそうですが、
近所の薬局の話では「まとまった量であれば仕入れられる」のだとか。
買った時には、ただのニッケ飴の味だと思ったのですが、
ちょっと喉の調子が悪い時になめたら刺激がありました。
意外と効能があるのかもね。
ちなみに、入江豊三郎本店のある福山市の鞆の浦は
「崖の上のポニョ」の舞台のモデルだそうな。
どうでもいい情報ですが。