県吹奏楽連盟が創立50周年を迎えたらしい。
記念の演奏会とパーティーが盛大に行われ、
行政や吹連関係のお歴々がお祝いに集まったんだと。
その席でいろいろな表彰があって、
あらゆる手を使って箔を付けたい“先生”的な人たちには
ものすごく素晴らしい一日であったと思われる。
で、そこで配られた記念品をなぜか入手した。
本当は、このほかに大変立派な記念誌があったんだけど
私にとっては、そんなものはどうでもいい。
箱を見た瞬間に筆記具それもボールペンだなと思ったので、
どんなものかワクワクしながら箱を開けた。
そしたらこれだ。
「えー」である。残念にもほどがある。
タダでもらっておいてなんだが、
こんな粗悪なノベルティは見たことがない。
いや、見たことくらいはあるかもしれないが
まさか、吹連の50周年記念でこんなものをもらうとは。
写真では実物より、か・な・り立派に写っているが
実際はいかにも中国で作ったような安っぽいプラスチック製。
おそらくクリップなどは、すぐに折れてしまうだろう。
にぎりの部分は、一応ラバー製になっているが
これまた質の悪いざらっとした触感で、
成型時にできた“バリ”も千切ったように残っている。
もちろん、リフィルもノーブランドで
思わず書けるかどうか試してしまった。
(赤の出が悪かったので、ちょっとドキッとした)
いくつ作ったのかは知らないが、
印刷屋にいいように騙された感は否めない。
ひょっとすると、記念誌のおまけにタダでせしめたかもしれない。
だけど、仮にも音楽をやっている団体なのだから
こういうところでも、センスの良さを多少なりとも感じさせて欲しい。
これを付けることで、逆にイメージダウンだと思ってしまうのは
私だけだろうか?