私、梨が好きです。
数ある果物の中でも一番かもしれない。
最近、主流になりつつある幸水、豊水などの赤梨もいいけど
(今年初めて食べた愛甘水も美味しかった)
果樹の更新とともに姿を消しつつある20世紀が好きです。
あの独特のシャリシャリ感がたまらない。
全然関係ないけど、
岡山の方から頂いて今年初めて食べたブドウ
「瀬戸ジャイアンツ」は本当に美味しかった。
だって、梨の味がするんですもの。それも20世紀っぽい。
これならブドウが嫌いな私でも大丈夫です。
近くのぶどう園で見かけたのでつい買っちまった。
頂き物とは比べものにならない貧弱な見た目だったけど
基本的な味は同じだった。育てるの難しいんだろうな、きっと。
さて、ようやく本題ですが
そんな梨好きの私ですから、
コンビニで見かけてすぐ買いました。
その名も“果実体感「みぞれ梨」” by JT。
メーカー曰く
味の特長としては、和なしの果汁と果肉を使用し、
「食感」と「やさしい甘味」を楽しめる香味に仕上げました。
だそうな。
さっそく一口。しかし、
「和なし特有のしゃりしゃりとした食感が楽しめる」はずなのに
全く果肉が感じられない。すかさず、多めにもう一口。
あ、舌に何かが当たったかもしれない。
“みぞれ”といっても、かつて缶酎ハイではやった摺りおろしではなく
1ミリくらいのキューブ状のよう。
まあ、食感がない訳じゃないけど味わえるほどではない。
なぜなら、ジュースの味が染みこみすぎて
梨本来の味が感じられないから。
といっても、そんなに甘ったるい味がついているわけではない。
例えていうなら「桃の天然水」の梨版みたいな感じ。
さすがはJT。
まあ、果汁3%だったらこんなものかな?
果汁分を増やしたところで、
梨自体がそんなに強烈な味を持っているわけではないから。
その爽やかなみずみずしさと食感が梨の魅力だから。
結論としては、味は梨よりこってりしていて
梨の食感はほとんど感じられない。
だったら梨を食べた方がいいんじゃね?