MLB、ア・リーグのリーグシリーズ「レイズVSレッドソックス」と
F-1日本グランプリをチャンネルを切り替えながら同時に見る。
その昔は、日本GPと日本シリーズが同時期にあって
フジテレビはしばらく、日本GPは録画で夜放送していた。
その後F-1人気が頂点を迎え、ついに生放送が実現した。
時代が流れプロ野球、F-1ともかつての輝きを失った。
それでもF-1はここ数年、トヨタが活躍を始め
そして今年、日本人初の二世ドライバー・中嶋一貴がデビュー
微妙ながら盛り上がりを見せている。(私の中でも)
残念ながら中嶋は、感想はしたもののほとんど見せ場がなく
父・悟氏も申し訳なさそうだった。
レースを見ててあらためて、
最近のF-1のつまらない点を考えた、私なりの。
まず、細かいルールが多すぎて逆にレースの醍醐味を失っている。
アメリカではレースはドライバーのもので
マシンはできるだけイコールコンディションという考えが強い。
でも、ヨーロッパの文化であるF-1はもっと
コンストラクター同士の開発競争であるはず。
しかし一時期、限られたビッグチームだけが勝つ状況になったため
現在のような細かいルールになったのだが
本来それで面白くなるべきレースそのものがつまらなくなった。
だって勝負がほとんどピット作戦で決まるんですもの。
醍醐味の一つであるパッシングが見られないなんて、
送りバントとスクイズばかりの高校野球みたいなものだ。
それと、なんといってもマシンが美しくない。
空力が進化して、細部の整流が可能になったために
変な形の細かい突起があちらこちらについていてキモい。
時代は繰り返すので、そのうち消えるんだろうけど
本来、機能的に優れたデザインは美しいはずなので
早くナントカして。
そして、NPBに換わってすっかり茶の間に定着したMLB。
レイズには岩村、レッドソックスには松坂&岡島と
リーグ優勝をかける両チームに日本人選手がいる。
松坂はきのうの第1戦で前評判をはねのけて好投した。
岡島はきょう、火のついたレイズ打線を消火。
結局はレイズが勝ち、次からのボストン対決が楽しみなった。
それに比べてNPBは、
セリーグで巨人がメークミラクル(変な言葉)で優勝し
きょうからパリーグのクライマックスシリーズだというのに
なんか盛り上がらないのよね。心の中で。
西武が登場するまでには少し気持ちを高めとかないと。
と思ってるんだけど、どうもね。