22日(土)と23日(日)の2日間、
岡山市の岡山シンフォニーホールで開かれた
第61回全日本合唱コンクール全国大会(大学・職場・一般部門)。
同じ中国地区内ということで、私の周りの人たちも多く聴きに行った。
私も今回は、久しぶりにほとんどの団体を聴くことができた。
というわけで、私なりの感想を書きとどめておくことにする。
記憶が新鮮なうちに書き上げることができるのだろうか?
まず、全体的な印象から。
会場の岡山シンフォニーホールは、
日本でも有数の音響の良いホールといわれている。
実際、私がいた2階席までほとんどの団体の演奏が鮮明に届いてきた。
しかし逆に、ステージ上では周囲の音が聞こえにくいらしく
第一声の瞬間に動揺する団体も多かったようだ。
また、浅井理事長が表彰式で言っていたように
いい音だけでなくミスまでもきっちり聞こえるため
審査はしやすかったかもしれないが
純粋に演奏を楽しみたい人には辛かったかもしれない。
まあ、そんなことはさて置いても
全体的には非常に高レベルの演奏が多く聴き応えはあった。
JCAコンクールもまだまだ捨てたものではないと思った。
と、持ち上げた上で私の気になったことを数点。
1)パートのバランスの悪いグループが多かった。
2)ハーモニーは整えられているものの、純正律の響きではない。
3)邦人作品において日本語のディクションが感じられない。
詩の内容が伝わってこない。
4)宗教作品において、その曲が典礼のどこで使われるのか、
どんな意味を持っているのかなどを解さない演奏が多かった。
5)作曲家の特徴や意図を汲まない演奏が目立った。
といったところか。
というわけで、次回からもう少し詳しく。