開設早々、プロ野球ネタが続きますが……。
西武ファンの私としては、複雑な心境です。
秋山幸二を有名にしたのはなんといっても西武時代。
日本シリーズでホームランを打ってトンボを切ったことかな。
あのときは背番号もまだ24番だった。
その後、背番号1をもらって和製大砲として期待されながら
清原の入団で3番打者に甘んじたものの
3割30HR30盗塁を達成して能力の高さをアピール。
さらにデストラーデを加えたAKD砲の破壊力は
プロ野球史に残る強さだったよ。
そんな秋山の放出は、
盛りを過ぎていた石毛の移籍以上に衝撃だった。
でも、当時の森監督からしてみれば扱いづらい選手だったみたい。
どうもFor the teamという意識が薄かったらしい。
そんな秋山が今では、
王イズムの継承者として若手はもちろん
ホークスの多くの選手から信望を集めているというから凄い。
現役時代に培ったことなのか、それとも
コーチとして王監督を支える中で学んだことなのかわからないけど
西武時代とは全く異なる秋山がいるらしい。
もし、本来の秋山でなく後に獲得したスキルなのだとしたら
それこそ「王イズム」にちがいない。
王さんって、戦術的には特別優れた感じはしないし
選手を育成するという点では長嶋さんの方が上だと思うけど
一人一人が持つ力を最大限に発揮させることに関しては
卓越した才能を持っているみたいだね。
そういう意味では、第1回WBCの優勝は当然だったかも。
さて、次のWBCは誰が監督をやるんだろう?