韓国風のホルモン鍋「コプチャンチョンゴル」を自宅で食べる。
casual korean「ぢゃがるち」ができて以来、
すっかり定番料理になってしまった「コプチャンチョンゴル」。
だけど、この店以外で食べることはほとんどない。
かの“もつ鍋ブーム”の時から注目されていた店
「もつそば亭あるむ」のもつ鍋は、かなりチョンゴル的だけど
あえて分けるとすれば「もつ鍋」だろうな。というか「とんちゃん」。
そんなこんなで、かねてから自宅でも「チョンゴル」を楽しみたい。
と思っていたのですが、ネックが二つあったのね。タレと石鍋。
特に石鍋は絶対欲しいと思っていて
実は楽天市場でチェックしていたんだけど、ずっと品切れだった。
それが先日、数量限定で売られていたので速攻飛びついたって訳。
ついでに、その店の「チョンゴルのタレ」も試すことに……。
取り寄せた店は「新陳代謝辛辛食堂」。
福岡をはじめ首都圏と関西、九州に17軒の直営店があるらしい。
石鍋は本来、使い始めに塩水に一昼夜浸けるなどの下準備が必要。しかし、こちらでは下準備をした鍋を送ってくれる。実は一旦発送のお知らせが来た後、「鍋にひびが見つかったので再度下準備をするため発送が遅れます」というお断りがわざわざ送られてきた。
なかなか誠実で信頼できそうだ、というわけで味にも期待が……。
今回注文したのはホルモンとタレのセット。
野菜は自分で調達することにした。
一緒に送られてきたレシピによると、
使う野菜はタマネギ、ジャガイモ、キノコ、ニラ。
だが、個人的に辛いものにジャガイモは入れたくないので
(カレーなんかもそう。せっかくの辛さが濁っちゃう)
タマネギを多めにしてジャガイモはパスした。
キャベツを入れるかどうかは迷ったが今回はシンプルにいくことに。
10分ほど煮込んで完成したチョンゴルをさあ食べようとした瞬間、
辛い蒸気を吸い込んでむせてしまった。
こりゃぁ、予想した以上に辛いぞ。
実は、「じゃがるち」のチョンゴルはあまり辛くないのだが
辛辛食堂から送られてきたチョンゴルのタレは
「じゃがるち」のそれよりも明らかに“赤”かった。
強烈な先制パンチを食らったが、味は実に奥深い。確かに、はじめに強い辛味が来るのだがそれはすぐに収まり、甘みとともに旨味がふわっと広がる。しかし実際には、舌で感じる以上に辛いらしくすぐにおびただしい発汗が始まる。
さらに、ホルモンから出た脂がタレと混じり合って
鍋の中が地獄のような真っ赤な海と化し、
「辛いものを食べている」感を否応なく盛り上げる。
ジャガイモを入れなかったこともあって、
あっという間にほぼ完食。すかさず麺を投入する。
3人前のタレに中華麺4玉は少し多すぎたらしく、
十分に火が入る前に汁気がなくなってしまった。
麺を味見してみると、予想通り少しパンチが足りない。
すかさず、用意しておいたキムチを投入する。
具を食べている時はちょうど良いのに、
麺を入れるとパンチが足りなくなることは
「じゃがるち」で習得済みなのだ。
麺が多すぎたこととキムチがマイルドすぎたことは反省点だが
初めての「家チョンゴル」としては、なかなか堪能できた。
これから、せっかくの石鍋をフル活用する方法を探ろう。
まずは「辛辛食堂」からタレだけを取り寄せて、
近場の店のホルモンを試してみよう。
あと、鶏好きとしてはタッカルビもぜひ。